今回が前回の高校時代の話の続きとして受験の話をします。
今回は主に二部構成で話そうと思います。一つが受験編。もう一つが大学選定編です。
【受験編】
受験をするに当たって自分にはいくつかの選択肢がありました。まずは国内か海外でした。僕自身は高校一年までは国内もありだと思っていました。しかし、前回話したとおり高校二年で自分の視野の狭さに絶望し、ずっと日本で暮らしてきたこともあり海外に行こうと固く心に決めました。次は海外のどの国にするかでした。アメリカ、カナダ、イギリス、オランダ、シンガポールなどなどいくつものオプションがありました。ここでは学費や専門分野の強さ、英語研修の必要性や教育システム等で決めました。最終的にアメリカ、カナダ、オランダの三カ国にしぼりました。
これらの三カ国を受験する上で必要だったのが
- TOEFL
- GPA(評定)
- 推薦書
- 課外活動
- SAT&SAT Subject
- エッセイ
これらの三カ国を受験するにおいてすべてに必須だったのはTOEFLという英語の試験でした。多くの学校では90点以上あれば問題ないとあったのでまずそれを目指しました。SpeakingとListeningは得意だったのでそこで点数を稼ぎ、ReadingとWritingは事前準備をしっかりすることでなんとか100点以上の点数をとることができました。次に学校の評定でした。これらの三カ国の学校はどれも評定を求めてきました。なので高校2年時からは評定を気にするようになり、定期試験もしっかりと準備をするようになりました。高校二年時には英語力も追いついてきていたので評定も4.7/5をとるまでになりました。授業もまじめに受けていたのと課外活動もしっかりしてたので推薦書も信頼ある先生方からもらうことができました。
問題は残りの2つでした。まずはSATとSAT Subjectでした。SATはアメリカの大学で主に使うものでアメリカのセンター試験のようなものでした。科目は英語と数学です。数学に関してはほとんど問題なく満点近くをとることができました。(授業でも理系選択だったこともあって)しかし問題は英語でした。英語を母国語とするアメリカ人と同じテストを受けて戦わなければならなく苦戦を強いられました。Readingはまず文章が読み終わらない。一つ文章をまるごとあてかんで答えたりしてました。さらに答えてる部分の正答率も低く、遅いし不正確という最悪の状況でした。これは辛抱強く英語を習得するしかありませんでした。身の回りのすべての言語を英語に変えたり、過去問を解きまくったりなど、根性論で押し切ろうとしてました。結果として、一定の上昇はありましたが爆発的なのびではありませんでした。このとき初めてこれまで英語をもっと全力をあげて勉強してこなかったことに後悔を覚えました。やはり言語の本質的な習得は時間のかかるものです。長時間言語と向き合うべきでした。特に英語の書物を避けずに向き合うべきでした。なので、アドバイスとしてとにかく早めに英語の本を自分の時間に読むことをおすすめします!これが一番のSAT対策になると思います!
SAT Subjectの方はさほど問題になりませんでした。学校ではAP levelのことを勉強していたのでSAT Subjectのテストは満点近くとることができました。一番の対策は過去問を解くことです。
最後にエッセイです。これは本当に大変です。とにかく自分と向き合い、自己内省するしかありません。自分は宇宙ベンチャー企業でインターンをしながらエッセイを書きました。書き始めたのは7月でしたが、本腰を入れたのは11月でした。結果として書き終わったのが出願日締め切りの前日とかでした。本当にぎりぎりになりましたが一定納得のいくものを書くことができました。
これからエッセイを書く人にアドバイスは二つあります。一つ目は早めに始めることです。書き始める必要はありませんが、とにかく自分は何者で何をこれまで感じ考えてきたのかをひたすら振り返りましょう。自分は散歩をしながらいつも考えてました。もうひとつは動くことです。エッセイに集中したいなどを理由に、高校三年の夏になると課外活動やイベントに行かなくなります。これは非常に危険です。精神的にも病みますし、良い自己内省ができません。なんでもいいです。インターンやイベント、部活や大会。なんでもいいのでエッセイとは別になにか動くことをおすすめします。するとエッセイのアイディアもわきやすくなりますし、良質な自己内省も健康的にできると思います。
後半はアドバイス的なのになってしまいましたが、皆さん大変だと思いますが、頑張ってください。
次回はこれらを元に最終的になぜジョージア工科大学を選んだのかを説明したいと思います。