自分の軌跡(大学選定編)④

今回は大学受験に関して最後の投稿になります。

これまで大学までの道のりや行ってみた感想を話してきました。今回は受験編最後ということで最終的にどの大学に進学したのかそしてどういう基準で選んだのかを話したいと思います。

受験で受かった大学の中で3つ程度まで絞りました。その基準は専門分野の強さ、立地、学費、そして雰囲気です

一つ目の専門分野の強さは言うまでもありません。大学で学問を学ぶ以上自分の学びたい専門分野の強さは必須です。私は理系であることもあって研究室や教授も一つの大きな要因になりました。自分の専門分野ではないが興味のある分野の強さも重要視しました。

二つ目は研究や課外活動用の施設。レクリエーション施設や研究用の施設を考慮しました。

三つ目は立地です。立地は思っている以上に重要視しました。東西南北もそうですし田舎なのか都会なのか、さらにその土地の歴史や文化なども重要です。

四つ目はお金です。学費や生活費、物価などを考慮しました。アメリカでの生活費や学費は高いので非常に重要な指標です。

最後は雰囲気です。これは非常に主観的で現地に行ってみないとなかなか感じられないもです。なので自分も合格して興味のあった学校はアメリカ旅行もかねて回ってきました。そこでは静かな雰囲気なのかがやがやしてるのか。はたまた課外活動を重んじているのか学校の授業を重んじているのかなどなど。その学校ならではの文化や歴史があるのではそれが雰囲気として出ている場合が多いです。現地に行かなくてもメディアやブログなどを通しても感じられるものもあります。

この基準をもとに自分が感じた各学校の特徴を話していきます(かなり主観的になります。そして2018の感想です。)

  1. 専門分野の強さ

  2. 施設

  3. 立地

  4. お金

  5. 雰囲気

スティーブンス工科大学

「stevens institute of technology」の画像検索結果

  1. スティーブン工科大学は知名度こそないもの工学系では非常に優秀な学校です。特に金融工学では世界でもトップクラスで新卒の年収ランキングでもアメリカ内でトップ3位と言われています。しかし工学以外の分野は全く力を入れていない様に感じました。
  2. 小さい大学なのでそこまで大きな設備があるわけではありませんでした。
  3. ニュージャージー州にありニューヨークのすぐそばにあるため休日にニューヨークに遊びに行くこともできる好立地です。キャンパスは郊外なので静かで自然も多かったです。しかし、冬に行ったこともあってかなり寒く乾燥してました。
  4. 私立なのでかなり高額です。しかし、新卒年収ランキングでトップ3に入るのでROI(Return of Investment)では高い評価を受けています。
  5. 比較的静かな印象を受けました。少人数制で規模も小さいのではしっかりと教育してれるようでした。比較的コミュニティーも小さくアットホームな感じがありました。

イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校

「イリノイ大学アーバナシャンペーン校」の画像検索結果

  1. あらゆる分野でランキング常連の優秀な総合州立大学です。心理学や工学分野は有名です。特にコンピューターサイエンスではトップ5に入るレベルで様々な会社から高い評価を得ています。YouTubeの創立者を輩出していたりします。
  2. 大きな州立大学だけあって様々な施設がありました。レクリエーション用の施設はもちろん、実験用の施設もかなりのサイズの施設でした。
  3. 中西部のイリノイ州にあり冬はかなり冷え込みます。大学都市のような場所で都会でもなく田舎でもないような感じでした。しかしキャンパスから一歩出るとかなり田舎でした。休日はシカゴに遊びに行くようです。
  4. 州立なので比較的安いです。場所も都会ではないので物価や家賃も比較的抑えられます。
  5. 本当に大きい大学という印象でした。キャンパスツアーも全部を回りきる時間がないという感じでした。

パデュー大学

「purdue university」の画像検索結果

  1. パデュー大学はアメリカでもトップクラスの公立大学です。特に工学部とビジネス、生物学と農学部はランキングでも常連です。ノーベル化学賞を受賞した根岸英一教授もパデュー大学に在籍しています。工学部でも航空宇宙工学は世界的にも注目されており月に初めて降り立ったニール・アームストロングもパデュー大学出身です。
  2. レクリエーション施設はもちろん、独自の空港があるなどスケールが違い施設ばかりでした。MakerSpaceも充実しており実際にものを作れる環境が整備されていました。
  3. 中西部のインディアナ州にあり本当にど田舎という感じです。日本の田舎とも比較にならないほど田舎でした。キャンパス付近は学校が大きいこともあり町がありましたがそこから少しでると畑しかありませんでした。よく言えば自然豊かで広大な場所でした。
  4. 公立なので安く、学校側もしばらくは学費の値上げをしないと公言しています。もちろん田舎なので家賃等の生活費も抑えられます。
  5. いわゆるマンモス校という感じでした。一般的な学校に比べ国際生が多く多様性を感じました。僕が訪れた日はイベントが開催されておりにぎやかな印象がありました。

ジョージア工科大学

関連画像

  1. ジョージア工科大学はアメリカでも屈指の工科大学です。工学とビジネスに強みを持ちこれらの分野ではランキング常連の学校です。航空宇宙工学や生命工学、コンピューターサイエンスや産業工学など様々な分野で有名な大学です。
  2. 非常に大きなレクリエーション施設があり、ボーリング場やプール、サッカーフィールドやジムなどなんでもあります。アメリカでも最大規模のMakerSpaceを有しており各デパートメントにあるほどのレベルです。
  3. 東南部のコカ・コーラ社の本拠地であるジョージア州アトランタにあり比較的都会です。東京都同じような気温でかなり過ごしやすいです。(夏を除いて)南部独特の文化を感じることができます。
  4. 州立なので比較的安く物価もさほど高くはありません。
  5. 中規模の大学でほど良い大きさ。かなりがちゃちゃして活気にあふれる印象でした。

自分は一つ目の専門分野の強さをかなり重視しました。なので一つ目の項目を通してイリノイ大学、パデュー大学、ジョージア工科大学の三つに絞りました。次に重要視したのがお金でした。この三つの大学はお金に関して大きな差がなかったので絞れず。次は施設でした。特に工学系の施設を気にしていましたがこれも大差ありませんでした。しいて言うならジョージア工科大学の施設のほうが多少良いな程度の印象でした。次に気にしたのが場所でした。ここで大きな差が生まれました。個人的に様々な刺激を受けたかったので都会を希望していました。なのでパデュー大学は完全になくなりイリノイ大学もかなり厳しいように感じました。そして最後の決め手となったのが感覚的な雰囲気でした。イリノイ大学よりもジョージア工科大学の活気に惹かれ最終的にジョージア工科大学への進学を決めました。

この様に大学選択は非常に難しいものです。僕自身もかなり悩みました。ネットにある情報でも多くの判断ができます。しかし、現場に行って生徒と話してみてわかることは多くあります。特に僅差の大学になるとネット上の情報では大差ありません。なので一次情報が差を生みます。

大学選択は大きな決断です。しかし、現在大学に進学してひしひしと感じることがあります。それは”どこの大学に行くか”よりも”そこで何をするか”のほうが120%大切ですし本質的に価値があります。なので自分が納得できる判断をした後はそこの大学に行って何をするのかを考えることが重要だと感じます。

今回で受験編は終わります。日本からの海外受験は非常に大変です。周りと違うことをしますし未開拓で情報がないこともしばしば。そんな人たちの少しでもヒントとなる情報とエネルギーを提供できていれば幸いです。なにか質問等あれば気軽に連絡ください!(ntatsuwaki@gmail.com)

 

自分の軌跡(海外大学受験編)③

今回が前回の高校時代の話の続きとして受験の話をします。

今回は主に二部構成で話そうと思います。一つが受験編。もう一つが大学選定編です。

【受験編】

受験をするに当たって自分にはいくつかの選択肢がありました。まずは国内か海外でした。僕自身は高校一年までは国内もありだと思っていました。しかし、前回話したとおり高校二年で自分の視野の狭さに絶望し、ずっと日本で暮らしてきたこともあり海外に行こうと固く心に決めました。次は海外のどの国にするかでした。アメリカ、カナダ、イギリス、オランダ、シンガポールなどなどいくつものオプションがありました。ここでは学費や専門分野の強さ、英語研修の必要性や教育システム等で決めました。最終的にアメリカ、カナダ、オランダの三カ国にしぼりました。

これらの三カ国を受験する上で必要だったのが

  • TOEFL
  • GPA(評定)
  • 推薦書
  • 課外活動
  • SAT&SAT Subject
  • エッセイ

これらの三カ国を受験するにおいてすべてに必須だったのはTOEFLという英語の試験でした。多くの学校では90点以上あれば問題ないとあったのでまずそれを目指しました。SpeakingとListeningは得意だったのでそこで点数を稼ぎ、ReadingとWritingは事前準備をしっかりすることでなんとか100点以上の点数をとることができました。次に学校の評定でした。これらの三カ国の学校はどれも評定を求めてきました。なので高校2年時からは評定を気にするようになり、定期試験もしっかりと準備をするようになりました。高校二年時には英語力も追いついてきていたので評定も4.7/5をとるまでになりました。授業もまじめに受けていたのと課外活動もしっかりしてたので推薦書も信頼ある先生方からもらうことができました。

「sat」の画像検索結果

 

問題は残りの2つでした。まずはSATとSAT Subjectでした。SATはアメリカの大学で主に使うものでアメリカのセンター試験のようなものでした。科目は英語と数学です。数学に関してはほとんど問題なく満点近くをとることができました。(授業でも理系選択だったこともあって)しかし問題は英語でした。英語を母国語とするアメリカ人と同じテストを受けて戦わなければならなく苦戦を強いられました。Readingはまず文章が読み終わらない。一つ文章をまるごとあてかんで答えたりしてました。さらに答えてる部分の正答率も低く、遅いし不正確という最悪の状況でした。これは辛抱強く英語を習得するしかありませんでした。身の回りのすべての言語を英語に変えたり、過去問を解きまくったりなど、根性論で押し切ろうとしてました。結果として、一定の上昇はありましたが爆発的なのびではありませんでした。このとき初めてこれまで英語をもっと全力をあげて勉強してこなかったことに後悔を覚えました。やはり言語の本質的な習得は時間のかかるものです。長時間言語と向き合うべきでした。特に英語の書物を避けずに向き合うべきでした。なので、アドバイスとしてとにかく早めに英語の本を自分の時間に読むことをおすすめします!これが一番のSAT対策になると思います!

SAT Subjectの方はさほど問題になりませんでした。学校ではAP levelのことを勉強していたのでSAT Subjectのテストは満点近くとることができました。一番の対策は過去問を解くことです。

「essay」の画像検索結果

最後にエッセイです。これは本当に大変です。とにかく自分と向き合い、自己内省するしかありません。自分は宇宙ベンチャー企業でインターンをしながらエッセイを書きました。書き始めたのは7月でしたが、本腰を入れたのは11月でした。結果として書き終わったのが出願日締め切りの前日とかでした。本当にぎりぎりになりましたが一定納得のいくものを書くことができました。

これからエッセイを書く人にアドバイスは二つあります。一つ目は早めに始めることです。書き始める必要はありませんが、とにかく自分は何者で何をこれまで感じ考えてきたのかをひたすら振り返りましょう。自分は散歩をしながらいつも考えてました。もうひとつは動くことです。エッセイに集中したいなどを理由に、高校三年の夏になると課外活動やイベントに行かなくなります。これは非常に危険です。精神的にも病みますし、良い自己内省ができません。なんでもいいです。インターンやイベント、部活や大会。なんでもいいのでエッセイとは別になにか動くことをおすすめします。するとエッセイのアイディアもわきやすくなりますし、良質な自己内省も健康的にできると思います。

後半はアドバイス的なのになってしまいましたが、皆さん大変だと思いますが、頑張ってください。

次回はこれらを元に最終的になぜジョージア工科大学を選んだのかを説明したいと思います。

 

自分の軌跡(高校時代編)②

前回は自分の高校進学までの軌跡を話してきました。今回はその後の高校時代について話そうと思います。

前回話した通り帰国子女でもなく英語もそんな使えない僕が学内のインターナショナルコースに運良く進学する事ができました”が”ここからが大変でした。授業も半分近くが英語で数学や理科も英語ベースで学ばなくてはなりませんでした。そして何より英語の授業が大変でした。インターナショナルコースの英語の授業では英語の文法や単語をたたき込むのではなく実践で複雑な内容を英語で言語化しエッセイを書かなくてはいけませんでした。さらにそのエッセイを書くプロセスで複雑な文章を読解し、さらに自分の言葉でディスカッションをしなくてはいけませんでした。それも帰国子女がほとんどのクラスだったので底辺スタートで最初は聞き取るだけで精一杯でした。

さすがにこの状況には焦りで、まず環境を変えようと考えました。とにかく英語に触れる機会を増やすことを目的に、最初はパソコンやスマホの言語設定を変えるところからはじまり趣味で読んでいたサッカーの記事などもすべて英語で読む様にしました。他にもゲームも全部英語にし映画も全部英語でみました。新しくアメリカのテレビ番組も見始めとにかく英語に触れる機会を増加させました。

勉強量も中学時代に比べると格段に上がりました。これは意識が高いどうこうではなく、とにかく追いつくことしか考えていませんでした。それでも定期試験で50点を取ったりしましたが、失望する余裕もないほど目のまえに集中してました。この成果がでたのか、高校二年からは少しずつ授業の内容を授業内で理解できるようになり、定期試験の点数も平均を超えるまでになりました。

高校二年は定期試験の点数だけでなく、学問に対しての認識が大きく変わったという意味でも重要な一年でした。これまで学問を主に暗記に近い学習だと感じていました。しかし、哲学や物理などの思考が強い学問に多く出会い学問にのめりこみ始めました。(考えることは好きだったので)自分の自由時間でも哲学や物理に関連のある動画や記事を読みあさり、学問の楽しさを初めて深く感じることができました。そしてこれらの学問を深く学んでいくと他の学問との結びつきが見えてくるようになりました。例えば哲学であれば、思想をつい有する上で考古学や心理学が必要になります。さらにそこで導かれた思想は経済や社会学に影響します。このように他の学問との結びつきを知った瞬間、自分の視野の狭さに絶望し新しい事にチャレンジしようと様々な事を始めました。同時期にアフリカに行ったこともこの絶望にいたった一つの理由だったかもしれません。

アフリカでの写真

一つ目はプロジェクトです。テクノロジー系のプロジェクトもやれば体育委員と体育祭を運営したりなどとにかく様々なものにコミットしプロジェクトを回すようにしました。これは他人の考えを深くしれるチャンスであると同時に目の前のことのために何かを学ばないといけない、何かを考えないといけないという状態を作り出すことができるからです。最終的に3つ、4つのプロジェクトを同時に回すようになっていました。この追い込まれた状況を作ることで自分の変なプライドをすて新しい意見等を飲み込むことができました

アーケードゲーム

二つ目は他人の考えに触れる機会を大きく増やしたことです。例えばYoutubeで一人の著名人のスピーチを全部聞いてその人の考えを深く理解したり、本を読んだりすることです。他人が理解できない意見を言ったときになぜその意見を持つに至ったのかの思考プロセスを探り自分の視野を広げるよう尽力するようになりました。

当時一番最初に読んだ本

最後に社会との関わりを増やしたことです。高校時代にインターンや社会人もいるサマープログラムに参加することで自分の人の輪を広げようとしました。それまでは自分の周りの人は先生、友達、家族だけでしたがそれ以外のつながりを作り視野を広げるようにしました。

これらを通しとにかく視野を広げるように徹しました。

他にもとにかく打ち込むようにしていました。先ほど話したプロジェクトを3つ,4つ回しながら体育祭を運営し、サッカー部でに全力を投下していました。そしてインターンもしかり、とにかく何かをやっている状況を作りました。経験を積むだけでなく常に前進できるのでポジティブな気持ちで毎日エネルギッシュに送ることができました。

そしていよいよ受験の時期が近づいて来ました。。。

次回に続く。

 

2018振り返り、そして2019

2018年は自分にとって変化が多く苦しみ抜いた年でした。

1月は海外大学の受験に追われ、二月から7月まで人生で初めて社会に飛び込み仲間とともに起業を試みました。8月からは初めての海外生活を送り、初めての海外大学での授業も始まりました。周りはもちろん全員初対面の人で緊張と刺激が入り交じった日々が続きました。地獄の様な授業スケジュールを送り、なんとか一学期を乗り越えた大学で初めての学期でした。

海外大学の出願は日本のao入試に近いためテスト勉強よりも自己分析やエッセイなどの中心が主で、ほかの受験生とは違うタイプのストレスでした。10校以上に出願をしたため、必要な書類の量も多くとにかくパソコンと向き合う日々が続きました。

出願手続き終了後は高校の同級生と起業を目指しました。これを始めた動機が大きく分けて二つあります。一つは学びです。イーロンマスクの影響もあって起業にあこがれていました。そして、世界を大きく変える一つの方法として起業というものがあることを知り、自分もぜひ挑戦したいと思っていました。同時に、知恵だけの人間ではなく実際に手を動かして学びたかったことがありました。二つ目の理由は不満です。自分の中でこの世の中に対する不満がいくつもありました。これをただ批判するのは簡単ですが、実際に変えてみないことにはただの口だけ人間になってしまいます。

しかし、あくまで僕らは学生で右も左もわからない状態でした。すべて一からネットや本の情報を参考に毎日勉強して手を動かし手を繰り返しました。しかし、最初にチームで作ったスケジュール通りに全くいかず、遅延に遅延を繰り返しました。最終的にアイディアを変えようという意見が出るほどに失敗が積み重なりました。同時に、仲間も大学の準備やバイトなどでコミットメントが低くなり、チームが機能しなくなりました。

「起業失敗」の画像検索結果

この失敗の原因は大きく分けて2つあると考えています。

一つ目はテンポの欠落です。作業やミーティングにテンポがうまれず、一つのタスクにつっかかったりぐだぐだしたミーティングが生まれがちでした。この反省としては解けない問題に時間をかけるのではなく解ける問題から取り掛かり、テンポを生み出す必要がありました。

二つ目の理由は不透明性でした。メンバーの多くが8月に海外に留学したしまうこともあり、将来的にこのプロジェクトをどうするかが不透明すぎました。これにより、予定が狂ったときの対応が難しくなり、モチベーションや熱量の欠落に陥ってしまいました。これらの反省を踏まえ自らの力不足を大きく実感し、それ以降自分はまだまだ成長できるししなくてはならないのだと実感しました。結果としてこのプロジェクトはプログラムは完成したものビジネスに持っていくことができる実質チームは解散になりました。

ビジネスを勉強するという意味合いを込めてその後fincという会社で約一か月インターンをさせてもらうことも今年の一つ大きな出来事でした。

そして、8月を迎えます。僕の中で多くの出来事があったため、ここまでで体感としては一年乗り切った感覚でした。しかし、ここからさらに多くの刺激がありました。大学入学です。幸運にも海外大学に合格をもらえたため、8月13日に渡米しました。場所はジョージア州のアトランタです。人生で初めての海外移住ということもあり、毎日新しいものだらけでした。人や場所だけでなく、文化も大きく異なり毎日あたふたしてました笑。そこからは、恐ろしいまでのスピードで一学期が進み、毎日勉強に追われる日々が続きました。幸いにも良い友達に囲まれ、今では寮がとても居心地のいい場所になりました。

                      大学のキャンパス

最後に今年の漢字と来年の抱負を伝えたいと思います。僕にとって今年の漢字は「悩」です。これまで人生でここまで悩んだ年はありませんでした。これは起業だけでなく、自分の人生についても目標を見失い悩む日々がダントツで多かったです。この悩みは今でも続いていますが、去年よりは少し見えてきた気がします。

そして来年の抱負はまず自分ができることをひたすらにやっていくことです。2018年は自分の中でかなり背伸びをした年でした。2019年は目の前にあることを死ぬ気で一生懸命やることを目標にします。何も背伸びをしないというわけではなく、まず目の前のことに集中すること。そして自分の軸や人生を考え見つめなおすことです。最後に、2019年の目指すべき一つのキーワードは雑草魂です。はいつくばってプライドを捨て、ミスを恐れず捨て身で立ち向かうメンタリティーを育んでいきたいです。

2018年読んだ本ランキング

2018年も終わり2019年が始まりました。

今回は今年読んだ本の中でランキング形式で面白かった、または成長につながった本を紹介します。

ちなみに自分は18歳なのでその視点からの査定となります。

では早速ランキングに入りましょう!

5位 お金2.0 佐藤航陽

今年、世間的にもヒットした一冊です。
今後お金はどのように変化していくかを書いた一冊です。
ブロックチェーン技術などの登場によって今後の経済システムはより価値主義に移行することなどは非常に印象的でした。そして内面的な価値などが大切になっていくといっています。
前半で行われた人類学的な分析による経済システムも興味深く、今後ビジネス関連にいこうと思っている人は読むべき一冊です。

4位 史上最強の哲学入門 東洋の哲人達 飲茶


ベストセラーにはなっていない本なので聞いたことがないかもしれませんが非常に面白い本です。

普段、哲学と聞くとソクラテスやニーチェなどの西洋哲学を示す場合が多いです。しかし、この本ではあまりなじみのない東洋哲学をとてもわかりやすく説明し、体系的に学べる本です。最初はインド哲学から始まり中国哲学、日本哲学と時代を経て変わっていきます。落合陽一さんが言うように今後東洋的な考え方は重要になってきます。特に自分とは何かという内面的な思想に関しては東洋哲学の方が深い考えを持っていたりもします。是非一度読んでみてください。

3位 ゼロ 何もない自分に小さなイチを足していく 堀江貴文


2013年に発売された本ですが今年初めて読みました。

堀江貴文の子供時代から大人になる前の人生を描いた一冊です。

共感するところ多い一方で彼の頑張りやメンタリティーに心を打たれる自己啓発本です。

特に今どん底まで落ち込んでいたり大切ななにかを失ったりした落ち込んでいる人に読んでほしいです。

やる気や元気が出るだけでなく自分に自信がわいてくる一冊だと思います。

2位 サピエンス全史・ホモデウス(上下) ユヴァル・ノア・ハラリ 


サピエンス全史は去年大ヒットした本です!

著者でもあるユヴァル・ノア・ハラリは世界的にも有名な歴史学者で世界屈指の思想家です。

サピエンス全史では生物学、考古学、歴史学、物理学、社会学、経済学、心理学などなどあらゆる学問をつかって人間の歴史をひもといて、なぜ今の人間または社会がこうなっているのかを説明しています。ホモデウスではこの分析をもとに、今後の社会がどのように変化していくのかを技術発展等を絡め、分析しているものです。非常に内容が濃く、理解してしっかり自分のものにしようと読んでいたので読破に時間がかかりました。しかし、これまで読んだどの本よりも知見が多く、教養の塊の様な本でした。読む場合はしっかりと読むことをおすすめします。そのコストの200倍、300倍の価値は間違いなくある本です。特に、進む道を決める経営者などにはおすすめの一冊です。

1位 志高く 孫正義正伝 井上篤夫


栄えある一位は孫正義さんについての本です。発売は2015年なので新刊ではないのですが僕のバイブルになりうる素晴らしい一冊でした。

現在日本で二番目に資産を持っている方でSOFTBANKホールディングスの創業者であり、代表取締役会長兼社長である。

2018年は日本よりも海外事業に力をいれTMobileの買収などを試みました。ソフトバンクビジョンファンドも創立し10兆円のファンドをあつめました。これだけで一人の優秀な経営者が一生かけてやった業績のようですがこれは孫正義が2018年前半期でやったことです笑。恐ろしい人物です。しかしこれは彼に才能があったとかそういう次元の話ではない気がしました。彼はとにかく何をするにも覚悟があります。絶対にぶれない「孫正義」がいてだからこそ熱意も100万人、1000万人分以上のものを持っています。何をやるときも死ぬ気に近く一度しかない人生を精一杯生きてやろうというのが強く伝わり、彼の覚悟に本を読んでいて泣いてしまいました。自分の今の現状を変えたい人、悩みを持っている人、誰が読んでも得られるものがあり自分の人生についてもっと熱くなっても良いのかなと考えさせられる最高の一冊です。ちなみに僕はもともと孫さんが大好きというわけではなかったので色眼鏡はかかっていませんでした。読んだ後に自分の人生生命燃やして魂ぶち込めてるのかと自問自答をしてしまうほどです。

その他今年読んだ本リスト

ー成長マインドセット 吉田行宏

ーこれから世界を作る仲間たちへ 落合陽一

ーWE ARE LONELY BUT NOT ALONE 佐渡島庸平

ー嫌われる勇気 古賀史健 と岸見一郎

ー史上最強の哲学入門 飲茶

ー教養としてのテクノロジー 伊藤穰一

ー君たちはどう生きるか 吉野源三郎

ー働き方 完全無双 ひろゆき

ー多動力 堀江貴文

ー日本再興戦略 落合陽一

ー暇と退屈の倫理学 人間らしい生活とは何か? 國分功一郎

ー人生の勝算 前田裕二

ーSTART WITH WHY Simon Sinek

ーYou’re surely joking mr feynman Richard P. Feynman

ーSuper Intelligence Nick Bostrom

ーHomo Deus: A Brief History of Tomorrow

今年は人生で一番本を読んだ年でしたが、来年もさらに読書に励みたいと思います!