アメリカの大学に入学して、半年が経ち一学期も終わりました。そこで、今回は米大学の学生について話したいと思います。
人種と国籍
まず、よく語られる話ですが人種は圧倒的に多様です。文字通り、世界各国から人が集まっており、一口にアメリカ人といってもルーツが大きく異なり、アフリカ系やヨーロッパ系、アジア系などピンキリです。国籍もばらばらで世界中から留学生が集まります。なので、キャンパス内で、英語だけでなく様々な言語が飛び交っているのが聞こえます。中でも、留学生の割合で多いのが中国、韓国そしてインドです。留学生の半分以上がこれらの国から来ています。なのでこれらの国の同好会などは一大イベントのような大きさを誇ります。
ここで少し、日本人についても話したいと思います。まず、絶対数として日本人は圧倒的に少ないです。一学年に多くて5人。カリフォルニアやボストンなどではもう少し多いかもしてませんが、依然、少ないです。アメリカ人に日本人だと伝えると君が人生で初めての日本人だよと言われることがよくあります。そのレベルで日本人は少ないです。
この理由は多きく分けて3つあります。一つ目は母国の教育レベルです。日本の教育は多くの分野でトップレベルです。特に物理や数学、医学などでは世界をリードしています。一方でインドなどの多くの国の大学は教育カリキュラムがしっかりしていません。もちろんに日本の大学にも問題は山積みですが世界的に見ればレベルは高いです。二つ目は根本的な人口数です。やはり人が多いインドや中国からは確率的に人が集まりやすく、競争も厳しいためリスクをとって海外に出てくる人も多いです。
アメリカに来てから、日本について考えることが大変多くなりました。日本の良さや悪さ、経済や政治、歴史や文化について聞かれることも多く、アメリカという比較対象があるからこそ意識することが多くなりました。そこで、今回は日本人学生(僕)がアメリカの大学にいる学生から学べることを伝えたいと思います。もちろんアメリカの学生と言ってもピンキリなので、傾向として話します。
日本人学生が海外大学から学べること
一つ目は途方もない覚悟です。これは特にインドや中国などの人口が多い新興国からの留学生または移民の人に多いですが、これらの人々は毎日が背水の陣のように生きています。厳しい競争にさらされることもあり、授業も死ぬ気で聞き宿題も完璧にこなします。これらの人に触発され恵まれた環境で育った生徒もくらいついてく良い関係が現地の生徒と留学生や移民の生徒あるように感じます。
二つ目は大きなビジョンです。アメリカでは大きなビジョンを持った人が多くいます。これはアメリカが世界一の経済大国だという自信からくるもなのかもしれませんが、とにかく大きく壮大なビジョンを描きます。自分の家族や身内で終わらず、自分の国そして世界を見据えてものごとを考えます。これは多国籍な環境が大きく影響しているのかもしれません。
最後は愛国心です。特にアメリカ人は愛国心が総じて強いです。日本のメディアや世論では母国についての悲観的なコメントが多く、愛国心が乏しい国だとつくずく感じるようになりました。もちろん批判がないわけではありません。ですが、総じて愛を感じますしアメリカに生まれたことや育ったことを誇りに思っています。僕はこれが日本に足りない一つの大きな心だと思っています。自分の国に対し誇りをもち、胸を張って日本人だと名乗る人が少ない気がします。生きるモチベーションなどの話にもなりますが、母国に対する責任感や感謝を大切にすべきだと感じます。日本のメディアや教科書には日本の問題点や改善点ばかりが述べられています。しかし、実態は明るい部分が非常に多いです。そんな、明るい部分に少しでも目を当ててくれる世の中であってほしいと思います。
日本は現在大きな転換期にいます。特に自分を含め若者にとっては考えることは非常に多いです。少子高齢化や地球温暖化、そしてそれをみてか、流出してしまう優秀な人材などなど。しかし、第二次世界大戦で焼け野原になった日本は今や世界で3番目の経済大国。これができた国なら、これらの問題を解決できると信じ力を合わせてくいくしかありません。