前回は自分の高校進学までの軌跡を話してきました。今回はその後の高校時代について話そうと思います。
前回話した通り帰国子女でもなく英語もそんな使えない僕が学内のインターナショナルコースに運良く進学する事ができました”が”ここからが大変でした。授業も半分近くが英語で数学や理科も英語ベースで学ばなくてはなりませんでした。そして何より英語の授業が大変でした。インターナショナルコースの英語の授業では英語の文法や単語をたたき込むのではなく実践で複雑な内容を英語で言語化しエッセイを書かなくてはいけませんでした。さらにそのエッセイを書くプロセスで複雑な文章を読解し、さらに自分の言葉でディスカッションをしなくてはいけませんでした。それも帰国子女がほとんどのクラスだったので底辺スタートで最初は聞き取るだけで精一杯でした。
さすがにこの状況には焦りで、まず環境を変えようと考えました。とにかく英語に触れる機会を増やすことを目的に、最初はパソコンやスマホの言語設定を変えるところからはじまり趣味で読んでいたサッカーの記事などもすべて英語で読む様にしました。他にもゲームも全部英語にし映画も全部英語でみました。新しくアメリカのテレビ番組も見始めとにかく英語に触れる機会を増加させました。
勉強量も中学時代に比べると格段に上がりました。これは意識が高いどうこうではなく、とにかく追いつくことしか考えていませんでした。それでも定期試験で50点を取ったりしましたが、失望する余裕もないほど目のまえに集中してました。この成果がでたのか、高校二年からは少しずつ授業の内容を授業内で理解できるようになり、定期試験の点数も平均を超えるまでになりました。
高校二年は定期試験の点数だけでなく、学問に対しての認識が大きく変わったという意味でも重要な一年でした。これまで学問を主に暗記に近い学習だと感じていました。しかし、哲学や物理などの思考が強い学問に多く出会い学問にのめりこみ始めました。(考えることは好きだったので)自分の自由時間でも哲学や物理に関連のある動画や記事を読みあさり、学問の楽しさを初めて深く感じることができました。そしてこれらの学問を深く学んでいくと他の学問との結びつきが見えてくるようになりました。例えば哲学であれば、思想をつい有する上で考古学や心理学が必要になります。さらにそこで導かれた思想は経済や社会学に影響します。このように他の学問との結びつきを知った瞬間、自分の視野の狭さに絶望し新しい事にチャレンジしようと様々な事を始めました。同時期にアフリカに行ったこともこの絶望にいたった一つの理由だったかもしれません。
一つ目はプロジェクトです。テクノロジー系のプロジェクトもやれば体育委員と体育祭を運営したりなどとにかく様々なものにコミットしプロジェクトを回すようにしました。これは他人の考えを深くしれるチャンスであると同時に目の前のことのために何かを学ばないといけない、何かを考えないといけないという状態を作り出すことができるからです。最終的に3つ、4つのプロジェクトを同時に回すようになっていました。この追い込まれた状況を作ることで自分の変なプライドをすて新しい意見等を飲み込むことができました
二つ目は他人の考えに触れる機会を大きく増やしたことです。例えばYoutubeで一人の著名人のスピーチを全部聞いてその人の考えを深く理解したり、本を読んだりすることです。他人が理解できない意見を言ったときになぜその意見を持つに至ったのかの思考プロセスを探り自分の視野を広げるよう尽力するようになりました。
最後に社会との関わりを増やしたことです。高校時代にインターンや社会人もいるサマープログラムに参加することで自分の人の輪を広げようとしました。それまでは自分の周りの人は先生、友達、家族だけでしたがそれ以外のつながりを作り視野を広げるようにしました。
これらを通しとにかく視野を広げるように徹しました。
他にもとにかく打ち込むようにしていました。先ほど話したプロジェクトを3つ,4つ回しながら体育祭を運営し、サッカー部でに全力を投下していました。そしてインターンもしかり、とにかく何かをやっている状況を作りました。経験を積むだけでなく常に前進できるのでポジティブな気持ちで毎日エネルギッシュに送ることができました。
そしていよいよ受験の時期が近づいて来ました。。。
次回に続く。