航空宇宙工学を海外大学で

初めまして、ジョージア工科大学学部1年のたっつーです。

中高と日本の学校に通っていたこともあって僕にとって大きな変革の時期です。学校が始まって1週間が経ちました。何もかもが新鮮で適応するので精一杯だった感じです。周りに日本人はほぼおらず、世界中の様々なところから様々な夢を持った人が集まっています。工科大学だけあり理系の割合は非常に高いですが文系の脳も持ち合わせた人が多い様に感じます。まれに金儲けを目当てに学んでる人もいますが、多くの人が夢を持っていたり救いたい人や国のために勉強してます。

Georgia techのシンボル

僕の専攻は航空宇宙工学です。ジョージア工科大学では様々な分野に飛び込んでみて自分のやりたいことを見つける方式なので一年時から専攻をいったん決めます。僕の場合は一学期は基礎学が多いのでまだ専門には入っていません。

人種の多様性は米国の中でもかなりある方に感じます。一般的に高い教育水準を持つ学校は白人やアジア人が多いのですが、アトランタに位置するため黒人やヒスパニックの人も多くいます。バックグラウンドも多様です。高額な学費がかかる私立と違い州立なので、貧しいところで育った人も裕福な人もいます。学力もとてつもなく優秀な人もいればこれから学力を伸ばそうとしている人もいます。(総じて学力はやはり高いですが。。。)

アメリカでは医者、弁護士、そしてエンジニアといわれるほどエンジニアは職業として尊重されています。よって、大学でも工学を専攻する生徒は高校時代クラスでもトップクラスの成績を収めている生徒が多く、特に航空宇宙工学は工学系の中でも花形として君臨しています。同時に学問の難易度も半端ではありません。ジョージア工科大学で特に難しいと言われている専攻が生体医療工学、コンピューター工学、そして航空宇宙工学と言われるほどです。これはジョージア工科大学に限らず多くの大学でも同じです。理由としてとにかくまず量が多いです。航空宇宙工学では機械工学、材料工学、電気工学、コンピューター工学などを総合して学びます。結果として取る授業の量がとても多く、学校の中でも生体医療工学と並んで一番多いです。もう一つの理由は物理や数学、化学の知識を深くまで要求されます。特に物理と数学の求められるレベルは非常に高く、途中で専攻を変える人も多くいます。

アメリカで航空宇宙工学を学ぶ上でアドバンテージは多くあります。アメリカは航空宇宙の分野でトップを走っており、研究のレベルもトップクラスで研究室の予算もけた違いです。同時に学部生も一年次から研究することができ、僕も現在火星でのエネルギー開発について研究しています。しかし、同時にデメリットも多くあります。それは国籍の問題です。僕は完全なる日本人なので、アメリカでの永住権も国籍ももっていません。結果として研究室やインターンでの候補は大きく絞られます。特に宇宙関係だと規制が厳しく、研究や働くことができない場合が多々あります。なので、自分より優秀ではないアメリカ人が研究スポットをもっていくこともあります。

 

 

これらを踏まえたうえで自分は航空宇宙工学に残っています。理由としてはやはり自分の夢を追いたい、そして宇宙をつかってわくわくする日常を作りたいからです。今後もやめたいと思うことが多々あると思いますが。。。

伝えたいことはまだたくさんありますが次回にします。。。

Tatsuwaki

現在、日本の高校を卒業したばかりの19歳です。 ジョージア工科大学で航空宇宙工学を勉強中。 Mail:ntatsuwaki@gmail.com

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